クリームとろり。
ハモン・セラーノのクロケッタ
¡Qué rico!(ケ リコ/こんにちは)
ホセさんのお宅にお邪魔します。
「クロケッタ」は、スペインの居酒屋・バルのメニューには必ずのっている、メジャーな一品。
日本のコロッケに煮ていますが、じゃがいもではなく、クリーミーなベシャメルソース(ホワイトソース)で作るのが特徴。
また具材には、生ハムを入れるのが定番です。
スペインの生ハムは豚の種類により「ハモン・セラーノ」と、「ハモン・イベリコ」の二つに分けられますが、
今回は比較的安価で、日常的に食卓に上がる「ハモン・セラーノ」を使用。
ハムを冷凍しておくことで、切りやすくなります。
また、ベシャメルソースの風味づけに使うナツメグの代わりに、スパイス21の豊かな香りをプラスしました。
21種類のハーブが入ったこの調味料は、ハーブをよく使うヨーロッパ料理と大変相性が良く、
肉の下味やスープ、煮込み料理など、様々な料理の味付けがこれ1本で決まります。
イタリア料理カッチャトーラも作れます。
https://world.youki.co.jp/world-table/italy03/
とろっとしたクリームがあふれて、ハムの旨味とあわさったコロッケは、
どんどんお酒が進んでしまう味です。
スペインのバル気分を味わいながら、ぜひ試してみてくださいね。

ホセSenaris Vidal Jose
スペインの中でも特に食べものがおいしいといわれるグルメな町・ガリシアで、父や兄弟もシェフという、料理一家で育つ。レストランで働いた後、子供の頃から日本人の仕事ぶりの絶賛を耳にして、日本に憧れがあったホセさんは、2008年に来日を果たします。現在は、料理教室やレストランでシェフとして働く以外にも、メディアにも出演するなど幅広く活躍しています。
Recipe
材料(16~20個分)
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ハモン・セラーノ(生ハムの一種)※150g
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玉ねぎ1/2個
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小さじ1/2
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牛乳2カップ
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8個
(大さじ4) -
塩少々
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小麦粉40g
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小さじ1
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小さじ1/2
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少々
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溶き卵、強力粉、パン粉各適量
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揚げ油適量
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※1時間以上冷凍しておく
作り方
- 生ハムは大まかに切り、フードプロセッサーで細かくなるまで撹拌する(またはみじん切りにする)。玉ねぎはみじん切りにする。ガラスープは湯1/2カップ(100ml)に加え、溶き混ぜる。小鍋に牛乳を入れ、煮立つ直前まで温める。
- ベシャメルソースを作る。フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、玉ねぎを加えて塩をふり、透き通ってくるまで5~7分炒める。小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまで1~2分炒める。牛乳、溶いたガラスープの順に少しずつ加えながら、泡立て器で絶えず混ぜ、とろりとするまで中火で煮る。
- 生ハム、スパイス21、パセリ、赤胡椒を加え、混ぜ合わせる。バットなどに移して平らにならし、ラップをかける。冷めたら、冷蔵庫に2時間以上 (または一晩) 置く。
- 16~20等分にして、円柱形に形を整え、強力粉、溶き卵、パン粉の順にころもをつける。バットなどに並べてラップをかけ、冷蔵庫に1時間以上置く。
※この状態で冷凍しても。3週間ほど保存可能。
- 揚げ油を中温(約170℃)に熱し、❹を入れる。途中返しながら色づくまで揚げ、油をきる。
