ピリ辛でやみつき!
カシューナッツとじゃこの炒めもの

안녕하세요(アンニョンハセヨ/こんにちは)
ミンジョンさんのお宅にお邪魔します。



今回の料理は、韓国の「パンチャン(副菜/반찬)」の定番の一品!
一般的な家庭や韓国のレストランでは、パンチャンは一度に数種類並べて食べられています。
日本でも有名なパンチャンには、キムチ、ナムル、チャプチェがありますね。

今回ご紹介するのは、日本の田作りにも似た「カシューナッツとじゃこの炒めもの」。
味の決め手はなんと "ラー油"!

『多くの韓国人はラー油を家に常備していて、色々な料理に使います。私は、業務用のボトルを常備しています!』

日本では一般的に、ラー油は餃子やラーメンに数滴垂らすという使い方が多いですが、
韓国料理にとっては欠かせない調味料であることに驚きました。

この料理は作り置きしておくと、ご飯のおともに、おつまみにと重宝します。

『韓国では〈ミョルチ〉という、大きくて歯ごたえのあるじゃこを使いますが、
日本では一般的なちりめんじゃこでOK!』



残念ながら、韓国のミョルチは新大久保などでも手に入れることが困難なようで、
ミンジョンさんは韓国に住むお母さまから送ってもらっているそう。

後日スタッフが調査したところ、日本にもじゃこの種類が複数あり、大きさも色々なものがあることが判明しました。
その中でも、高知県などで採られる「カチリ」というじゃこが、通常のちりめんじゃこより一回り大きく、
乾燥されて歯ごたえがあり、ミョルチに比較的近いかもしれないという結論に至りました。

いりこなどでこのパンチャンを作る人もいるので、ぜひ色々なじゃこで試してみてください。

ご家庭によって、味付けや食材が変わるのはパンチャンの醍醐味ですね。

今回のレシピは、小魚特有のうまみと、ナッツの食感、
ほどよいピリ辛味がなんともあとをひくおいしさなので、ぜひ試してみてくださいね。

지 민정

ジ・ミンジョン지 민정

2009年から料理研究家として活躍。講師やメディア出演などを通して、韓国の家庭料理・伝統料理からトレンドのメニューまで、さまざまなスタイルを取り入れた「おいしく・たのしい」韓国レシピが大人気。韓国料理の特徴は ①混ぜる料理が多い(ビビンバなど)②ニンニクをたくさん食べる!③お肉で出汁をとって作るスープが豊富。(キムチチゲ、ユッケジャンなど)だと思っています。

Recipe

材料(4人分)

  • 60g
  • ちりめんじゃこ※
    50g
  • 大さじ1
  • サラダ油
    大さじ1
  • 白いりごま
    適量
  • 【A:合わせ調味料】
  • はちみつ
    大さじ1
  • しょうゆ
    大さじ2
  • 砂糖
    大さじ2
  • ※写真は韓国産の大きなものを使用

作り方

  1. フライパンにサラダ油、ラー油を中火で熱し、ちりめんじゃこ、カシューナッツを入れて炒める。全体に油が回り、香りが立ったら、バットなどに取り出す。
  2. 同じフライパンに〈A〉の材料を入れて中火にかけ、混ぜながらひと煮立ちさせる。火を止めてを戻し入れ、つやが出るまでよくからめる。器に盛り、白いりごまをふる。

使用した調味料

カシューナッツ

カシューナッツ

80g

香ばしく、ほんのり甘みのあるカシューの種子です。ローストしていないので、炒めるなど加熱してからお使いください。

詳しくはこちら
ラー油

ラー油

55g

唐辛子を中心に八角や桂皮など、数種の香辛料を植物油でじっくりと煮出し、深い辛味と香りのあるラー油に仕上げました。

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