魚介たっぷりのスープ
チョッピーノ
Ciao(チャオ/こんにちは)
フローレンスさんのお宅にお邪魔します。
チョッピーノとはイタリア生まれの料理ではなく、「イタリアンアメリカン」と呼ばれるジャンルのメニュー。
1880年代にサンフランシスコの漁師が考案したとされ、魚介をトマトと白ワインで煮込んだ、
ブイヤベースに似た海鮮のスープです。
魚介のぶつ切りを使うことから「刻む」という意味を持つ英語の「Chop」、
イタリア語の「ciuppin」がメニュー名の由来とされています。
イタリアでは、メカジキやいわしなど、日本と違ったfish stock(魚のだし)があり、
この料理にも、そうしただしの素を使って作られることが多いそう。
本来はfish stockとサフランで味と香りづけをしますが、
それらが一つに合わさったブイヤベースの素があれば1本で完結するとのことで、
フローレンスさんからとても絶賛いただきました!
数種類の魚介と香味野菜の旨味が入っているので、
リゾットやグラタンにも使えます。
また白身魚は、煮崩れしにくいめかじきなどがおすすめですが、手に入りやすいたらなどでもOK。

フローレンスFlorence Zappia
2004年に初来日。自然や文化に魅了されたことをきっかけに、2010年から日本で暮らす。現在中学校で英語教師をしながら、ニキズキッチンで家族から受け継いだ南イタリアの伝統的な料理を教えている。カナダに在住していたフローレンスさんは、イタリア料理だけでなく、色々な国の料理を作っていて、最近はモロッコ料理にハマっているそう。
Recipe
材料(2人分)
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めかじき(または鯛、たらなど)の切り身2切れ(約170g)
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〈A〉
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塩少々
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少々
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小麦粉適量
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えび(殻つき)100g
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ムール貝
(蒸したもの/またはあさり、はまぐりなど)150g -
玉ねぎ1/2個
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セロリの茎1本分
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バター大さじ1/2
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2個
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にんにくおろし小さじ2
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オレガノ(乾燥)小さじ1
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タイム(乾燥)小さじ1
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白ワイン(辛口)1/2カップ(100ml)
-
カットトマト(水煮)1・1/4カップ(250ml)
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大さじ1
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塩適量
-
適量
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生クリーム80ml
-
少々
-
好みでセミドライトマト(作り方参照)適量
作り方
- めかじきは一切れを3等分に切る。Aの塩、赤胡椒をふり、小麦粉を薄くまぶす。えびは殻をむき、背わたを取る。玉ねぎはみじん切りにする。セロリは5㎜角に切る。
- 鍋にバター、オリーブオイルを中火で熱し、めかじきを並べ入れる。両面に焼き色をつけ(中まで火を通さない)、油を残してバットなどに取り出す。
- 同じ鍋ににんにく、玉ねぎ、セロリ、オレガノ、タイムを入れ、しんなりとするまで炒める。白ワインを注ぎ入れて汁気が1/2量になるまで煮詰め、カットトマト、水1・3/4カップ(350ml)、ブイヤベースの素を加え、煮立ったらふたをして、15分ほど煮る。
- 塩、赤胡椒で味をととのえ、えびを加えて再びふたをし、2分ほど煮る。火をやや弱め、ムール貝、2のめかじきを加える。再び煮立ったら生クリームを回し入れ、1分ほど(あさりなどを使う場合は、口が開くまで)煮る。火を止めてパセリをふり、セミドライトマトをのせる。
- 【セミドライトマトの作り方】
オーブンの天板にオーブンシートを敷き、へたを取ったミニトマトを並べて、オリーブオイルを薄く回しかける。220℃のオーブンに入れ、約15分、トマトの皮にしわがよってくるまで焼く。
使用した調味料

MC 完熟赤胡椒(パウダー)袋入
20g
カンボジアの南部カンポットで栽培されたカンポットペパー。赤くなるまで完熟した実を丁寧に収穫・選別した赤胡椒は、フルーティーでやわらかな辛味が特徴です。
詳しくはこちら
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