海老の旨味が詰まった
福建炒米粉（フジェンチャオミーフェン）

你好（ニィハオ/こんにちは）
イニさんのお宅にお邪魔します。

米粉から作る麺、「米麺（ビーフン）」を使った、福建省の家庭料理。
具だくさんの一皿で、昼食のメニューとして人気です。
海が近い地域のため、具材に魚介を使い、魚介の調味料で味をつけるのが特徴。
なかでも欠かせないのが干しえびで、調味料と同様に「味出し」の役割を果たします。

今回のレシピでは、オイスターソースにえび醤を合わせて、味にぐっと深みを出しました。
また「魚餅」という中国の練りものの代わりにさつま揚げを使うのも、ポイントです。

イニYini

1993年に来日。中国国家認可高級評茶員の資格を生かし、中国茶と、四川料理を中心とした料理サロンを主宰。食材や栄養にもこだわった、健康な美食が大人気。母は四川、父は上海、私は北京で生まれ育ったので、私の料理にはさまざまなルーツがありますが、なかでも母から味を引き継ぎ、日本人の夫の大好物でもあるという四川料理を得意です。

Recipe

材料（2人分）

新竹ビーフン

1/2袋（75g）
干しえび

8g
さつま揚げ（小）

1枚（約40g）
にんじん

30g
小松菜

80g
しょうが

5g（約1/2片）
豚バラ薄切り肉

150g
サラダ油（あればキャノーラ油）

大さじ1
塩

お好みで追加
【A：合わせ調味料】
キザミにんにく

大さじ1
オイスターソース（国産かきのかきエキス使用）

小さじ2
料理用紹興酒

小さじ2
しょうゆ

小さじ1
えび醤

小さじ1/2
ＭＣ　完熟赤胡椒（パウダー）

少々
ネギ油

大さじ1

作り方

ビーフンはたっぷりの水に30分ほど浸しておく。干しえびは水に20分ほど浸してからよく洗い、粗いみじん切りにする。小松菜は長さ3㎝に切る。にんじんは細切りにする。しょうがはせん切りにする。さつま揚げは薄切りにする。Aの材料は混ぜ合わせる。
豚肉は幅5㎜に切り、ボールに入れる。Aのうち小さじ2を加えてもみ込み、干しえびを加えて混ぜる。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、❷を入れてほぐしながら炒める。肉の色が変わったらにんじん、しょうが、さつま揚げを加え、残りのAを加えてさっと炒める。
ビーフンの水気をきって加え、水1/2カップ（100ml）を回し入れて炒め合わせる。汁気がなくなってきたら小松菜を加えてざっと炒め、最後にネギ油を回し入れる。味をみて足りなければ塩を足す。