リプタウアー
(チーズスプレッド)
Köstlich(コストリッヒ/こんにちは)
クリスタさんのお宅にお邪魔します。
オーストリア=ハンガリー帝国の時代に、ハンガリー北部にあるリプタウアー町で生まれた料理が由来とされる、
夕食やおやつに食べられるチーズスプレッド。
「オーストリアの家の冷蔵庫には必ず入っている」といわれるほどポピュラーな一品で、
家庭ごとにオリジナルのレシピがあります。
「私のリプタウアーは、クリームチーズ、バター、ケッパーやきゅうりのピクルスに、
にんにく、アンチョビペーストを合わせた、豊かな味わいが自慢なの。」
パンやクラッカーに厚みが出るほどたっぷりと塗りながら食べるのが、本場流です。
これが本当に絶品・・・!
こちらの撮影日に、スタッフが仕事を忘れて、何度も、クラッカーにつけて食べてしまうほど、
美味しくてクセになるお味でした。
お米が主流の日本食を食べる日本人は、スプレッドを作る機会があまり無いですが、
このスプレッドはぜひ試してみてほしい!
米からパンに主食を乗り換えたくなってしまうかもしれません。
オーストリアは、一人当たりビール消費量ランキングで2位(2023年 世界)に選ばれる程、
お酒が好きな国民ということでこのチーズスプレッドがおつまみとして好まれているそう。
ハリネズミのようにデコレーションしたら、パーティーにも使えますよ!
ぜひ、誕生日やクリスマスなどに作ってみてください。

クリスタChrista Wallington
オーストリアの外交官として海外赴任中に日本に魅了され、1985年に来日。講師を務める料理教室では、日本にある身近な食材を使いながら、誰でも作れる本場の「ウィーン料理」のレシピが大人気。オーストリアのクッキーに関するレシピ本も出版されるほど、スイーツづくりもお得意。
Recipe
材料(作りやすい分量)
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クリームチーズ200g
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バター100g
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プロセスチーズ(柔らかいタイプ)20g
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(またはカッテージチーズ 大さじ2)
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玉ねぎ1/2個
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きゅうりのピクルス(小)3本
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ケッパー大さじ2
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〈A〉
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フレンチマスタード大さじ1
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パプリカ(パウダー)大さじ1
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小さじ1
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小さじ1
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少々
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塩少々
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クラッカー(またはパン)適量
作り方
- クリームチーズ、バター、プロセスチーズは室温に戻す。玉ねぎ、ピクルス、ケッパーはそれぞれみじん切りにする。
- ボールに1とAの材料を入れ、ハンドミキサーでなめらかになるまで撹拌する(または木べらでよく練り混ぜる)。クラッカーを添え、のせていただく。冷蔵庫で1週間ほど保存可能。
- *おもてなしには、はりねずみのような形にするのも楽しいもの。器の上でラグビーボール形に整えてからケッパーで目と鼻をつけ、背の部分にプレッツェルを刺します。プレッツェルですくいながらめし上がれ。
