ヴィーナー・シュニッツェル
(ウィーン風カツレツ)

Köstlich(コストリッヒ/こんにちは)
クリスタさんのお宅にお邪魔します。



「ウィーン料理」は、世界でも珍しく都市の名がついた料理のジャンル。
そのウィーンが首都のオーストリアの食文化で最も特徴的なのは、
1日のなかで昼食に重きを置くこと。

朝と夜はパンやチーズ、フルーツなどで軽く済ませ、
お昼にボリュームのある肉料理などをたっぷりといただきます。

「今回ご紹介するヴィーナー・シュニッツェルは、お昼ごはんの定番メニュー。
どのレストランにも必ずあり、家庭料理としてもおなじみです」と話すクリスタさん。

「子どものころは週末になると祖母の家に泊まりに行き、
日曜朝の教会のあとお昼に食べる、私の思い出の味でもあります」

本来は仔牛の肉で作りますが、今は値段が手ごろな豚肉や鶏肉を使うことが多いそう。
肉に塩とこしょうでしっかりと味をつけるので、ソースなどは不要。
レモンをちょっと絞りながら、肉のうまみところもの香ばしさをシンプルに味わいます。


Meat Malletと呼ばれる肉をたたく調理器具を使って(無い方はめん棒で)、
肉を引き伸ばした後、完熟赤胡椒をたっぷりふると美味しくなります!

完熟赤胡椒は香りが高く、上品でマイルドな辛味のため、
クリスタさんを始め多くの料理家の皆様から絶賛いただいています。


「つけ合わせに欠かせないポテトサラダと一緒に食べるのがウィーン流。本場の一皿をぜひ、お試しください」。

Christa Wallington

クリスタChrista Wallington

オーストリアの外交官として海外赴任中に日本に魅了され、1985年に来日。講師を務める料理教室では、日本にある身近な食材を使いながら、誰でも作れる本場の「ウィーン料理」のレシピが大人気。オーストリアのクッキーに関するレシピ本も出版されるほど、スイーツづくりもお得意。

Recipe

材料(2人分)

  • ヴィーナー・シュニッツェル
  • 豚ヒレ肉
    250g
  • 適量
  • 〈A〉
  • 1個
  • 牛乳
    大さじ1
  • 小麦粉
    適量
  • 生パン粉
    1カップ
  • サラダ油
    大さじ4
  • バター
    大さじ2
  • レモン(薄切り) 
    4枚

作り方

  1. 【ヴィーナー・シュニッツェル 作り方】
    豚肉は6等分に切る。それぞれ、厚みを半分にするように包丁で切り込みを入れて開き、肉たたき(またはめん棒)で厚さ1㎝ほどになるまで全体をたたく。両面に塩、赤胡椒をふり、手で押さえてなじませる。
  2. ボールにAの卵を割り入れて溶きほぐし、牛乳を加えて混ぜる。1の豚肉に小麦粉を薄くまぶしてからAにくぐらせ、パン粉をまぶしつける。
  3. フライパンにサラダ油、バターを入れて中火で熱し、2を並べ入れる。両面を約3分ずつ、こんがりと色づくまで揚げ焼きにし、油をきる。器に盛り、レモンをのせる。
    *「カルトッフェルザラート」を添えていただく。
  4. 【カルトッフェルザラート 作り方】
    じゃがいもは洗って鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ入れる。中火にかけ、煮立ったら弱火にして、15~20分、堅めにゆでる。水気をきり、粗熱をとる。
  5. 玉ねぎはみじん切りにする。4のじゃがいもは皮をむき、幅5㎜の輪切りにする。合わせてボールに入れ、ざっと混ぜる。
  6. 小さいボールにAの材料を入れ、混ぜ合わせる。5に回しかけ、パセリをふる。

使用した調味料

MC 完熟赤胡椒(あらびき)袋入

MC 完熟赤胡椒(あらびき)袋入

25g

カンボジアの南部カンポットで栽培されたカンポットペパー。赤くなるまで完熟した実を丁寧に収穫・選別した赤胡椒は、フルーティーでやわらかな辛味が特徴です。

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MC フレンチドレッシング

MC フレンチドレッシング

150ml

胡椒とハーブの香味が爽やかなドレッシングです。飽きのこないシンプルな味わいで、多種多様にお使いいただけます。

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MC パセリ(ホウル)袋入

MC パセリ(ホウル)袋入

5g

粗切りにして乾燥させたパセリの鮮やかな緑色とマイルドな香りは、さまざまな料理の彩りにご使用いただけます。

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