
鶏肉を意味する「ククルマス」は、スリランカのカレーのなかでもポピュラーな具材。
鶏肉とトマトのうまみに香味野菜の風味、唐辛子の辛味、
ココナツとシナモンの甘い香りが複雑にからみ合って、なんともあとを引くおいしさです。
本来はスリランカのミックススパイス「トゥナ・パハ」を使いますが、手に入りやすいカレー粉でアレンジ。
カレー2種類と「サンボル」というつけ合わせを添え、スリランカの「ふりかけ」に似ているナッツをトッピングすれば、
本場流の味わいが楽しめます。
サンボルは、カレーのつけ合わせに欠かせない、サラダのような野菜のあえもの。
さっぱりとした味わいで、スパイシーなカレーと相性抜群。
スリランカでは「ゴトゥコラ(つぼ草)」という香草に、「モルディブフィッシュ」という、
まぐろの削り節などを合わせて作りますが、三つ葉やかつおの削り節を使った、作りやすいレシピをご紹介。



材料(2人分)
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【ククルマス】
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鶏もも肉1枚(約250g)
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【A:下味】
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小さじ1
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小さじ1
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カレー粉小さじ2
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小さじ1/4
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塩小さじ1/2
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玉ねぎ1/2個
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しし唐辛子(あれば青唐辛子)2本
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トマト1個
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大さじ1
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シナモンスティック1本
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カルダモンホール3個
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塩適量
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【サンボル】
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三つ葉1束
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トマト1/2個
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玉ねぎ1/4個
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【A:調味用】
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削り節(厚削り)5g
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ココナッツファイン大さじ3
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小さじ1/2
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塩小さじ1/4
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こしょう少々
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レモン汁大さじ1
作り方
- 【ククルマスの作り方】
鶏肉は皮と余分な脂肪を取り除き、一口大に切る。ボールに入れ、〈A〉の材料を加えてよくもみ込む。玉ねぎはみじん切りにする。しし唐辛子はへたを取り、小口切りにする。トマトは皮をむき、大まかに切る。 - 鍋にココナツオイル、シナモン、カルダモンを入れて中火にかけ、香りが立つまで炒る。玉ねぎ、しし唐辛子を加えて炒め、玉ねぎが薄く色づいたらトマトを加えて炒め合わせる。
- トマトが崩れてきたら1の鶏肉を加え、肉の色が変わるまで炒める。
- 水2カップ(400ml)を注ぎ入れ、煮立ったら弱火にしてふたをし、10分ほど煮る。味をみて、塩でととのえる。
- 【サンボルの作り方】
三つ葉は長さ3cmに切る。玉ねぎは横半分に切ってから、縦に薄切りにする。トマトは1cm角に切る。〈A〉の材料の削り節はもんで細かくする。 - ボールに〈A〉の材料を入れ、混ぜ合わせる。三つ葉、玉ねぎを加えてからめ、トマトを加えてざっと混ぜる。
- 【食べ方のご提案】
器に温かいごはんを盛り、ダールカレー、ククルマス、サンボル、レモン(くし形切り)と盛り合わせ、カリカリ4種のナッツをふる。
レモンを絞りかけ、全体を混ぜ合わせていただく。

スリランカは身体に負担をかけない料理が特徴的で、消化されやすいココナッツオイルを使用します。

使った調味料はこれ





