有数の米どころでもあるスペインの東に位置する、バレンシア地方が発祥の「パエリア」。
本来は「フライパン」を意味しますが、今では料理名として広く浸透しています。
さまざまな具材の種類があるなかで、地中海で豊富にとれる海の幸を取り合わせた「パエージャ・マリネーラ」、
いわゆる〈漁師風パエリア〉は日本でも人気。
えびなどの魚介から出るうまみと、スペイン料理の味のベースとなる、香味野菜とオリーブオイルの香りが
あいまった「ソフリート」の、奥深い味わいが魅力です。
材料(2人分)
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米1カップ(200ml)
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白身魚(たら、すずきなど)の切り身1切れ(約100g)
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えび(殻つき)6尾
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あさり(砂抜きしたもの)200g
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サフランひとつまみ
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2個
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適量
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レモンのくし形切り4切れ
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各適量
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【A:ソフリート】
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ベーコン1枚(約20g)
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玉ねぎ1/4個(約50g)
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赤パプリカ1/4個(約50g)
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小さじ1
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カットトマトの水煮(缶詰)1/2カップ
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【B:スープ】
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大さじ1
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水360ml
作り方
- 下準備
サフランはぬるま湯大さじ2に浸しておく。白身魚は4等分に切る。えびは背に1本切り込みを入れ、背わたがあれば取り除く。〈A〉のベーコン、玉ねぎ、赤パプリカはそれぞれ5㎜四方に切る。〈B〉の材料は混ぜ合わせる。 - 海鮮を炒める
フライパンにオリーブオイル1個を入れて中火で熱し、白身魚、えびを並べ入れる。両面に焼き色をつけ、あいたところにあさりを加えてさっと炒め、バットなどに取り出す。 - 野菜を炒めて煮る
同じフライパンにオリーブオイル1個を入れて中火で熱し、〈A〉のベーコン、玉ねぎ、赤パプリカ、にんにくを入れて炒める。しんなりとしたらカットトマトを加え、汁けがほとんどなくなって、とろりとするまで炒め煮にする。米を洗わずに入れ、全体にからめるように炒める。 - 炊く
❸に〈B〉を注ぎ入れ、サフランを汁ごと加えて塩、胡椒をふり、全体を混ぜる。❷をのせ、煮立ったらふたをして弱火~弱めの中火にし、15分ほど炊く。最後に火を強めて汁気をとばしてから火を止め、5分ほどおいて蒸らす。レモンをのせ、パセリをふる。
えびだしを使うことで、コクのある海鮮の風味が手軽に再現できます。えびだしを使ったその他のレシピはこちら!
使った調味料はこれ