
四川料理は、酸味、辛味、しびれ、苦味、甘み、香り、塩味の7つで構成されています。
なかでも四川は花椒の産地でもあるため、しびれるような辛さを意味する〈麻辣〉が
きいた味が多いことが特徴的です。
その代表格が、さまざまな味わいがあいまった肉みそを麺にからめていただく「担担麺」。
元来は天秤棒で麺を担ぎながら売り歩いていたため、汁気がないのが本場流。
今回は、もちもちの歯ごたえが絶妙な麺から手作りしますが、肉みそだけを作って、市販の中華麺やうどんを合わせてもOK。



作り方
- 麺の生地を作る。ボールに〈A〉の強力粉、薄力粉、塩を合わせて入れる。水を注ぎ入れ、手で大きく混ぜる。
- 粉っぽさがなくなったら、手のひらの付け根で生地を押すようにしながら、なめらかになるまでよくこねる。丸くまとめてラップをかけ、30分ほどおいてやすませる。
- 〈B〉の干しえびはぬるま湯に15分ほどつけて戻す。にらは長さ1cmに切る。長ねぎは粗いみじん切りにする。〈C〉の材料を混ぜ合わせ、たれを作る。
- 肉みそを作る。〈B〉のひき肉に塩をふり、全体にまぶす。干しえびは水気をきり、粗いみじん切りにする。フライパンにごま油を中火で熱し、ひき肉、にんにく、しょうが、干しえびを入れて、ほぐしながら炒める。肉の色が変わったら弱火にして豆板醤、花椒を加え、香りが立つまでさらに2分ほど炒める。
- 麺を用意する。まな板に打ち粉用の強力粉をふり、生地をのせて、めん棒で15×40㎝くらいまでのばす。屏風のように3つ~4つに折りたたみ、幅5mmに切る。打ち粉をたっぷりとまぶしながら両手でほぐし、余分な粉を落とす。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、もやしを万能こし器に入れてさっと湯を通し、水気をきる。同じ湯に麺を入れ、菜箸で大きく混ぜる。全体が浮き上がってきてからさらに2〜3分ゆで、ざるに上げて冷水でほぐしながら洗い、水気をしっかりときる。器にたれを等分に入れて麺を盛り、肉みそ、もやし、にら、ねぎをのせる。ラー油を回しかけ、全体を混ぜていただく。

プロも御用達の四川豆板醬を料理で使うことで、本格中華が作れます!
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