上海料理の定番ともいえる獅子頭(シーズートウ)。
もとは江南地方で作られていた伝統的な料理で、「獅子の頭ぐらいに大きい」ことが名前の由来です。
迫力のある見た目はまさに、インパクト大。また、かみごたえのある肉の食感、紹興酒やしょうゆを煮つめた濃厚な味わいが魅力で、
簡単ながらごちそうになる一品です。
上海料理とは・・・
中国東方部の上海は「魚米之郷」と呼ばれるように水路に囲まれ、農地からは米や野菜、
湖沼からはえびやかに、淡水魚などの魚介類と農産物・水産物の恵みを得ている地域。
そのため、基本的には豊富な食材の持ち味を生かしたまろやかな味付けの料理に加え、水の質がよく、
米に加えて麦も豊富にとれることから紹興酒・鎮江の酢・たまり醤油などの発酵調味料が発達し、
甘み・酒・醤油・黒酢などを使った、甘く濃厚な味つけの料理も充実しています。
材料(2人分)
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豚ひき肉300g
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青梗菜1株
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サラダ油少々
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長ねぎ5㎝
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しょうが1片
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揚げ油適量
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【A:たね用】
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小さじ1
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ごま油・しょうゆ・片栗粉各小さじ1
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塩小さじ1/4
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少々
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【B:煮汁】
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小さじ1
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小さじ1
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しょうゆ大さじ3
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水1/2カップ(700ml)
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【C:水溶き片栗粉】
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片栗粉・水各大さじ1
作り方
- 下準備
長ねぎは斜めに幅1.5㎝に切る。しょうがは皮つきのまま薄切りにする。〈C〉の材料は混ぜ合わせる。青梗菜は4つ割りにし、サラダ油少々を加えた熱湯で1分ほどゆで、ざるに上げて水気をきる。 - 挽肉を丸める
ボールにひき肉を入れて〈A〉の材料を加え、粘りが出るまで手でよく練り混ぜる。2等分にし、それぞれを丸くまとめる。揚げ油を中温(170~180℃)に熱し、たねを入れて、ときどきころがしながら表面がこんがりとするまで揚げ、油をきる。 - 煮込む
鍋に〈B〉の材料を入れて混ぜ合わせ、中火にかける。煮立ったら❷と、長ねぎ、しょうがを加えて弱めの中火にし、ときどきころがしながら、煮汁が1/2量くらいになるまで煮る。〈C〉をもう一度混ぜてから回し入れ、手早く混ぜてとろみをつけ、青梗菜とともに器に盛る。
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