「玉ねぎ料理」を意味する「ヤッサ」は、セネガルの家庭料理として有名な一品。
たっぷりの玉ねぎとレモンでマリネした肉や魚を煮込んだ料理で、
南部のカザマンス地方が発祥とされています。
現地は湿潤で農耕が盛んな地域であったことから、肉や玉ねぎを多用した料理が食べられていましたが、
そこにフランス植民地時代の影響でマリネなどの調理法や、
マスタードといった食材が取り入れられながら発展したといわれています。
もっともポピュラーなのは鶏肉を使ったヤッサで、肉のうまみと玉ねぎの甘み、
レモンの酸味、マイルドなスパイスが織り成すさわやかなおいしさが魅力。
いただくときは、ごはんやクスクスと合わせるのが一般的です。


材料(2~3人分)
-
鶏もも骨つきぶつ切り肉(水炊き用など)500g
-
レモン(国産)2個
-
【A:下味】
-
塩小さじ1/3
-
少々
-
玉ねぎ2個
-
サラダ油大さじ1/2
-
【B:煮汁】
-
水2と1/2カップ
-
大さじ1/2
-
フレンチマスタード大さじ1
-
塩少々
-
少々
-
温かいごはん適量
作り方
- レモン1個は皮の黄色い部分をすりおろしてから、残り1個と合わせて果汁を絞る。ボールに鶏肉を入れ、レモンの皮と絞り汁、〈A〉の材料を加えて混ぜる。冷蔵庫に入れ、1時間ほどおく。玉ねぎは縦半分に切り、縦に幅1㎝のくし形に切る。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、❶の鶏肉の汁気をきって(漬け汁はとっておく)、皮目を下にして並べ入れる。2〜3分焼いてから裏返して、さらに2〜3分焼き、バットなどに取り出す。
- ❷のフライパンを洗わずに玉ねぎを加え、中火にかける。しんなりとするまで3分ほど炒め、❸の漬け汁と、〈B〉の材料を加えて混ぜる。煮立ったら鶏肉を戻し入れて弱めの中火にし、ときどき返しながら、とろりとして汁気が少し残る程度まで15~20分煮る。器に盛り、ごはんを添える。

ガラスープで鶏の旨みをアップすることで、時短が叶います!
その他レシピはこちら!

