カンボジア料理のジャンルのひとつであるクメール料理は、
淡水魚や米、ココナッツ、ハーブ、発酵調味料などを使った、
奥地や川沿いの生活に根ざした伝統料理。
その代表格が「アモック」です。料理名の「アモック」はクメール語で「蒸す」を意味し、
薪や炭が貴重だった地域で、少ない火力でも調理できる生活の知恵として生まれました。
メコン川などでとれる淡水魚に香り高いハーブとココナッツミルクを合わせ、
バナナの葉やココナッツの殻に包んで蒸し上げます。
作り方はさまざまなバリエーションがありますが、
今回は卵を加えて茶わん蒸しのようにふんわり仕上げたタイプをご紹介。
タイやベトナムのカレーと比べて辛さは控えめで、ココナッツのまろやかな甘みとレモングラスのさわやかな香り、
カレーのスパイスの風味があいまった、上品な味わいが魅力で、ごはんとの相性も抜群です。


材料(2人分)
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白身魚(めかじき、鯛など)2切れ(約180g)
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赤パプリカ1/8個
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卵1個
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250ml
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【A:調味用】
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大さじ1
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大さじ1/2
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大さじ1/2
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小さじ1
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小さじ1
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ひとつまみ(約1g)
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カレー粉小さじ1
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砂糖小さじ1
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塩少々
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少々
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バナナの葉(直径20㎝ほどの円形に切ったもの)2枚
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温かいごはん(あればインディカ米)適量
作り方
- 白身魚は大きめの一口大に切る。ココナッツミルクは振らずに缶をあけ、表面の濃い部分をスプーンで大さじ4ほどすくって取り分けておく。残りのココナッツミルクのうち、180~190mlをボールに入れる(余ったココナッツミルクは冷凍保存可能)。
- ❶のボールに〈A〉の材料を加え、混ぜ合わせる。白身魚を加え、15〜30分おく。パプリカは5㎜四方に切る。
- バナナの葉※(堅い場合はぬるま湯に浸す)は周囲の4か所をつまむように折って立て、合わせ目をつま楊枝で縫うように留めて、カップ状にする。フライパンに並べ入れておく。
※バナナの葉の代わりに、ココットや高さのある耐熱容器を使っても。
- ❷のボールに卵を割り入れ、全体を大きく混ぜる。❸のバナナの葉に1/2量ずつ入れ、1で取り分けたココナッツミルク、パプリカを等分にのせる。フライパンの周囲から高さ2㎝ほどの熱湯を注ぎ入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にしてふたをし、透明な汁が少し出てくるくらいまで6~7分蒸す(途中、湯が少なくなってきたら適宜足す)。器に盛り、ごはんを添える。

添加物不使用のココナッツ100%で出来た濃厚なココナッツミルクです。
その他レシピはこちら!
使った調味料はこれ








MC 完熟赤胡椒(パウダー)袋入
20g
カンボジアの南部カンポットで栽培されたカンポットペパー。赤くなるまで完熟した実を丁寧に収穫・選別した赤胡椒は、フルーティーでやわらかな辛味が特徴です。
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