カンボジアでは炒めものやスープなどにパイナップルを加えることがよくあり、
そのさわやかな甘みと酸味が、料理に奥行きをもたらします。
なかでも鶏肉との相性は抜群で、「サイッモアン・チャー・ムアン」はその代表的な一品です。
「サイッモアン」は鶏肉、「チャー」は炒める、「ムノア」はパイナップルを意味し、
その名の通り「鶏肉のパイナップル炒め」を表します。
材料はシンプルながら、魚醤の深いうまみや、唐辛子の辛みを加えることで味を引きしめ、なんとも奥深い味わいに。
さらに、生のパイナップルに含まれる酵素が鶏肉を柔らかくジューシーに仕上げてくれるのも、この料理ならではの魅力です。
今回は見た目にも楽しい、皮つきのパイナップルを使いましたが、カットしたもので同様に作ってもOK。


材料(2~3人分)
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パイナップル(小)(またはカットパイナップル150g)1/2個※
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鶏もも肉(大)1枚(300~350g)
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キザミにんにく大さじ1/2
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輪切り唐がらしひとつまみ
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サラダ油大さじ1/2
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【A:調味用】
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ナンプラー大さじ1/2
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酒大さじ1/2
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砂糖小さじ1
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塩少々
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MC 完熟赤胡椒(パウダー)少々
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※半分よりやや大きめに縦割りにしたもの
作り方
- パイナップルはペティーナイフなどで皮から1㎝ほど内側のところに一周、ぐるりと切り込みを入れてくりぬく(皮はとっておく)。しんを取り、一口大に切る(正味150g)。鶏肉は一口大に切る。
- フライパンにサラダ油を弱めの中火で熱し、にんにく、唐がらしを入れて炒める。香りが立ったら❶の鶏肉を並べ入れて3分ほど焼き、裏返してさらに2分ほど焼く。中火にして〈A〉の材料を加え、汁気がなくなるまで全体にからめる。
- ❶のパイナップルを加え、30秒ほど炒め合わせる。パイナップルの皮に詰め、器に盛る。

ナンプラーはタイ料理に留まらず、アジア料理全般に使うことができます。
その他レシピはこちら!
使った調味料はこれ




MC 完熟赤胡椒(パウダー)袋入
20g
カンボジアの南部カンポットで栽培されたカンポットペパー。赤くなるまで完熟した実を丁寧に収穫・選別した赤胡椒は、フルーティーでやわらかな辛味が特徴です。
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