水餃子

米が育ちにくい中国北部では、小麦粉が主食。なかでも水餃子は代表的な料理で、
「皮が主食、具がおかず」として、食事の主役としていただきます。

また、あんを包む水餃子は「福をもらさず包む」という意味を持つ縁起のいい料理とされ、
春節(旧正月)のお祝いに食べることが風習になっているほど、北京の人たちにとって大切な一品。
具は豚肉や羊肉が基本ですが、香り高いフェンネル(ういきょう)を合わせるのが、北京ならではの特徴です。

北京料理とは・・・
「北京料理」は、中国王朝の首都として栄えてきた歴史があるため、北京貴族の宮廷料理に加え、
北京市民になじみ深い家庭料理や郷土料理の2つの側面を持っています。
寒さが厳しい地域にあるため、身体を温めるために油、みそ、しょうゆ、にんにくなどを使った濃厚で、
塩味が効いたしっかりとした味付けの料理が多く、北方のため、米や魚よりも麺や餅(ピン)など、
小麦を使った「粉食」、羊や豚などの「獣肉」が多用されることが特徴です。

材料(2人分)

作り方

  • 生地を作る
    ボールに〈A〉の強力粉、薄力粉、塩を合わせて入れ、水を注ぎ入れる。菜箸で混ぜ、粉っぽさがなくなったら、なめらかになるまで手でよくこねる。丸くまとめてラップをかけ、30分~1時間おいてやすませる。
  • たねを作る
    にらは小口切りにする。長ねぎは粗いみじん切りにする。ボールにひき肉、フェンネルを入れて〈B〉の材料を加え、粘りが出るまで手でよく練り混ぜる。にら、長ねぎ、おろし生姜を加え、菜箸でさっくりと混ぜ合わせる。
  • 煮込む
    まな板に打ち粉用の強力粉をふる。を20等分にしてそれぞれ丸くまとめ(乾かないようにラップをかけておく)、中心がやや厚くなるよう、めん棒で直径約7~8㎝にのばす。
  • 仕上げ
    皮1枚を左手のひらにのせ、中心にのたねの1/20量をのせる。皮を半分に折り、合わせ目を親指と人さし指できゅっと押さえるようにして、しっかりと閉じる。残りも同様に包む。
  • 仕上げ
    高さのあるフライパンなどに多めの湯を沸かし、の1/2量を入れる。浮いてきてから、皮がぷくっとふくらんでくるまで6~7分ゆで、網じゃくしなどですくって湯をきる。残りも同様にゆでて器に盛り、赤胡椒を加えた香酢を添え、つけていただく。

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使った調味料はこれ

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