中国北部・北京の定番の麺料理。豚肉にたけのこ、しいたけなどを合わせて甜面醤で味つけをした、
「炸醤(ジャージャン)」と呼ばれる濃厚な肉みそをゆでた麺にのせ、よくからめながらいただきます。
本場では、太くて平たい、かんすいを含まない麺を合わせますが、このレシピではよく似たきしめんを使用。
ほかにも、うどんや冷やむぎなどもおすすめです。
北京料理とは・・・
「北京料理」は、中国王朝の首都として栄えてきた歴史があるため、北京貴族の宮廷料理に加え、
北京市民になじみ深い家庭料理や郷土料理の2つの側面を持っています。
寒さが厳しい地域にあるため、身体を温めるために油、みそ、しょうゆ、にんにくなどを使った濃厚で、
塩味が効いたしっかりとした味付けの料理が多く、北方のため、米や魚よりも麺や餅(ピン)など、
小麦を使った「粉食」、羊や豚などの「獣肉」が多用されることが特徴です。
材料(2人分)
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干ししいたけ2枚
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たけのこの水煮30g
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きゅうり1/2本
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長ねぎ10㎝
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きしめん(乾麺)160g
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豚ひき肉180g
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蒸し大豆(または大豆の水煮)30g
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サラダ油大さじ2
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ごま油大さじ1
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大さじ1
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【A:肉みそ用】
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長ねぎ(みじん切り)大さじ2
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130g
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小さじ1
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小さじ1
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【B:水溶き片栗粉】
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片栗粉小さじ1
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水小さじ2
作り方
- 下準備
干ししいたけは水1カップ(200ml)に20分ほど浸して戻す。水気をかるく絞り(戻し汁はとっておく)、たけのことともに粗いみじん切りにする。きゅうりは長さを半分に切り、細切りにする。
長ねぎは縦に1本切り込みを入れてしんを取る。白い部分は縦にせん切りにし、水に5分ほどさらして水気をきる。しんはみじん切りにする。〈B〉の材料は混ぜ合わせる。 - 炒める
フライパンにサラダ油を中火で熱し、ひき肉を入れてほぐしながら炒める。色が変わったら、しいたけ、たけのこを加え、さっと炒め合わせる。
長ねぎのしんと、〈A〉の長ねぎ、にんにく、甜面醤を加え、香りが出るまで炒め合わせる。 - 煮込む
干ししいたけの戻し汁に水をたして1カップ(200ml)にし、フライパンに注ぎ入れる。〈A〉のガラスープを加えて全体を混ぜ、煮立ったら弱めの中火にし、ときどき混ぜながら12分ほど煮る。
〈B〉をもう一度混ぜてから回し入れ、手早く混ぜてとろみをつけ、ごま油を加えてざっと混ぜる。 - 仕上げ
きしめんは袋の表示どおりにゆでて水気をきり、ピーナッツオイルをからめる。器に盛って❸をかけ、きゅうり、長ねぎ、大豆をのせる。
ピーナッツオイルを使うと、ナッツ特有のコクが出て、より本格的な味に!
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