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中国のチャオズ、イタリアのラビオリ、ポーランドのピエロギ…。
小麦粉を手にしたら、人類はなにかを包まずにはいられないようですね。
現地の食堂で出合ったピエロギは、たとえるならモッチモチの〝水ギョーザ〞。
皮にはマッシュポテトやザワークラウトなどの野菜類が包まれ、ベーコンやひき肉を使った具材感のあるソースが新鮮でした。
聞けばフィリングには、肉やキノコなど、好きなものを自由に包んでOKだそう。
今回は伝統的なマッシュポテトのピエロギです。
フィリングとソースに、さわやかな辛味の完熟赤胡椒を使うことで、異国情緒あふれる華やかでスパイシーな味わいに仕上がりました。
<写真で見る。現地ちょこっとエピソード>
・旧市街には、お花の露店やプレッツェルスタンドなどがあちこちに。まるで童話の世界に迷い込んだようでした
・「まさか、東ヨーロッパで水ギョーザに出合えるとは!」とびっくり。
・〝ポーランドのみそ汁〞といわれる「ジュレック」は、発酵させたライ麦のスープです。
『ESSE3月号』掲載
撮影/星 亘 取材・文/福山雅美 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)


久々湊 有希子Yukiko Kuguminato
料理家。「セカイキッチン」主宰。
世界約40か国を旅し、各国の食を文化人類学的視点から考察し、レシピやイベントなどを通じて紹介する活動をしている。
2011年より、趣味のサッカー観戦にて日本の対戦国の料理をゲン担ぎに食べる「対戦国を喰らう」という活動を始めたことがきっかけで「セカイキッチン」という活動を始める。

ピエロギ

材料(4人分)
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ギョーザの皮(あれば水ギョーザ用)12枚
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〈フィリング〉
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ジャガイモ1個
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【A】クリームチーズ20g
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【A】塩少し
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小さじ1/2
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〈ソース〉
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タマネギ(みじん切り)1/4個
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ベーコン(みじん切り)50g
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ニンニク(みじん切り)1かけ
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オリーブオイル大さじ1
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【B】パセリ(みじん切り)大さじ1
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小さじ1/2
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【B】塩小さじ1/4
作り方
- 鍋に丸のままのジャガイモとかぶるほどの水を入れ、火にかける。竹串がスッと入るやわらかさになるまでゆで、熱いうちに皮をむいてつぶす。フィリングの残りの材料Aを加えて混ぜる。1/12量ずつギョーザの皮にのせ、フチに水をつけて包む。
- ソースをつくる。フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、タマネギを炒める。しんなりしたら、ベーコンとニンニクを加え、タマネギから出た水分がしっかり飛ぶまで炒める。Bを加えてさっと混ぜ、火を止める。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、❶をゆでる。皮が透きとおり、浮いてきたら水気をきって器に盛る。❷をかける。


使った調味料はこれ


フィリングの味つけは塩でシンプルに抑え、完熟赤胡椒で味わいに深みをプラス。口いっぱいにパッと広がるフルーティーな辛味が絶妙なアクセントに