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口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。

旅先で出会った世界の味を紹介する連載も最終回。
ラストは、私の大好きな南フランス・プロヴァンス地方の料理を取り上げたいと思います。
地中海沿いに広がるプロヴァンスは文化的にはイタリアやスペインに近く、太陽をいっぱい浴びて育った野菜を
ふんだんに使って、
ニンニクやハーブでシンプルに味つけをした素材を楽しむ料理が多めです。
市場にはハーブがたくさん売られていて、野菜は新鮮で種類も豊富。
お総菜も充実していて、トマトのファルシ(肉づめ)や野菜がたっぷり入ったガトーオムレットなどを
買って食べたのも懐かしい思い出です。
また、南仏特産の「アイユ・ローズ」というバラ色のニンニクとバジル、オリーブオイルから
つくられる「ピストゥ」という万能ペーストも有名。
これを使ってつくる野菜スープは、新鮮なバジルが出回る夏限定の家庭料理。
温かいスープですが、バジルとニンニクの作用で体から熱がとれて“暑気払いになる”と、夏場に好んで食べるのだそう。
現地の家庭ではピストゥを手づくりするので、市場ではプロヴァンスの陶器とともに、
ピストゥづくりに欠かせないカラフルな乳鉢も所狭しと並べられていました。
でも、わざわざ手づくりしなくても「バジルソース」を使えば、もっと手軽に南仏の味が楽しめるんですよ。
野菜はトマトなどの夏野菜を中心に、冷蔵庫にあるものでアレンジしてOK。
豆やマカロニも一緒に加えると、一品でおなかいっぱいに。
おいしいのはもちろん、とても香り豊かペロリと食べられてしまうはず!
ぜひ、この夏のメニューに加えてみてくださいね。

『ESSE7月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)



材料(4人分)
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タマネギ1個
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ニンニク2かけ
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ニンジン1本
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ジャガイモ1~2個
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ズッキーニ1本
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インゲン5本
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トマト1個
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マカロニ50g
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オリーブオイル1/4カップ
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白インゲン豆(水煮)100g
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水7と1/2カップ
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【A】
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塩小さじ2
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コショウ(白)適量
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適量
-
パルミジャーノチーズ(すりおろす)大さじ2
作り方
- タマネギは薄切り、ニンニクはみじん切りにする。ニンジン、ジャガイモ、ズッキーニは2㎝角に切り、インゲンは2㎝長さに切る。トマトはヘタを除き、皮を湯むきしてざく切りにする。マカロニは熱湯で表示どおりにゆで、水気をきる。
- 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、❶のタマネギ、ニンニクを炒める。香りが立ったら❶のニンジンを入れてさっと炒め、白インゲン豆、分量の水、Aを加えて弱めの中火で20分ほど煮る。❶のジャガイモ、ズッキーニ、インゲンを入れ、野菜がやわらかくなるまでさらに10~15分煮て、❶のトマト、マカロニを加える。
- ❷MC バジルソース大さじ2を加えてひと混ぜし、火を止める。器に盛ってチーズをかけ、MC バジルソースを添えて好みで追加していただく。

バジルソースは仕上げに加えると香りが引き立つ

使った調味料はこれ

