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口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。

これからの暑い季節、食卓にはそうめんが登場する機会も増えますが、
カンボジアには「ノンバンチョック・ソムロー」というそうめんによく似た麺料理があるんです。
お米でできた米麺で、見た目は日本のそうめんにそっくり。
カンボジアではとてもポピュラーな食べ物で、朝食や小腹がすいたときの軽食として、
屋台でもお店でも食べられていて、家庭でもつくられることが多いそうです。
世界遺産のアンコールワットがある同国のシェムリアップを旅したとき、このノンバンチョックをどこで食べたらよいかを探し、
路上で待機していたトゥクトゥク(三輪自動車のタクシー)の運転手さんにおすすめの店を聞いて、連れていってもらいました。
本当はローカルなお店がよかったのですが高級そうなお店だったのでちょっと驚いたものの、
良心的な価格だったので信用してよかったとホッとした思い出があります。
そんな「ノンバンチョック・ソムロー」は、魚のすり流し風のココナッツカレースープにたっぷりの野菜を添え、
つけ麺のようにして混ぜながらいただきます。
カンボジアでは花を食べる文化があるので、バナナの蕾とかハスの茎をトッピングして香りをプラスすることも。
麺は、今回はノンバンチョックと同じ製法でつくられる「ブン」というベトナムの米麺を使いました。
じつは生春巻きの具にも使われている身近な食材で、もちもちとしてのどごしもいいので、
うま味たっぷりのスープと相性バツグン。
するするペロリと食べられちゃうんです。栄養もたっぷりなので夏バテ防止にもぴったりの、
この夏の私のイチ押し麺メニューです!

『ESSE6月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)



材料(2人分)
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白身魚(カジキ、サワラなど・切り身)2切れ(160g)
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1/2袋(100g)
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キャベツ2枚
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キュウリ1本
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モヤシ100g
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インゲン4~5本
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香菜(刻む)、レモン(くし形切り)各適量
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グリーンカレーペースト大さじ2
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【A】
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水1カップ
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やさしい味わいのガラスープ小さじ2
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【B】
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ココナッツミルク1と1/4カップ
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ナンプラー、砂糖各大さじ1
-
塩小さじ1
作り方
- 白身魚は熱湯でゆで、取り出して身をほぐす。〈A〉は合わせてガラスープをしっかり混ぜ溶かす。
- フードプロセッサーに❶の白身魚、グリーンカレーペーストを入れて攪拌する(または、すりこ木ですり混ぜる)。ボウルに移して〈B〉を加え、合わせた〈A〉を注いで混ぜる。
- ブンはたっぷりの熱湯で表示どおりにゆで、水洗いして水気をきる。キャベツ、キュウリは千切りにする。モヤシ、インゲンはそれぞれ熱湯でゆで、インゲンは4~5㎝長さに切る。
- 器に❸、香菜、レモンを盛る。別の器に❷を盛って、ブンと野菜を入れてレモンを絞り、混ぜながらいただく。

水に溶かしたガラスープを注いで溶きのばすと、うま味がアップして味も一発で決まる

使った調味料はこれ

