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口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。

小籠包や魯肉飯など、日本でも人気の台湾グルメ。
そんななか、今もっともアツイといわれているのが、台湾の「朝ごはん」です。
外食文化の台湾では、朝ごはんも外で食べる人が多く、街角には朝食を専門に提供する屋台がたくさんあって、
早朝から多くのお客さんでにぎわっています。
メニューのバリエーションも豊富で、「飯糰」と呼ばれるもち米を使った具だくさんの台湾式おにぎりや、
野菜たっぷりでヘルシーな「潤餅」という台湾式ラップサンドなど、食べたいものがいっぱい!
なかでも外せないのは「鹹豆漿」です。
大きな鍋に入った豆乳からは湯気が立っていて、注文すると小ぶりのどんぶりによそってくれます。
これに酢を加えると固まっておぼろ豆腐のような食感に。
豆乳のまったりとした甘味とコクに、トッピングの塩気がマッチして、食欲をそそられます。
最近では日本でも、鹹豆漿が味わえる店が増えていますが、おうちでも手軽につくれるんですよ。
トッピングに欠かせないのは、塩味とうま味の効いたザーサイ。
あとは桜エビや万能ネギ、香菜など。現地ではこれに、「油条」という中華揚げパンを添えるのが一般的。
浸して食べたり、ちぎって入れたりと人それぞれです。
油条はなかなか手に入らないので、家で再現するなら、細切りにして素揚げにしたワンタンの皮をのせてみて。
クリスピーな食感と油のパンチが加わってこれまた絶品!
すぐつくれて、おいしくて心もおなかもホッと温まる鹹豆漿は、これからの寒い季節にもぴったり。
朝ごはんだけでなく、食欲がないときやお酒を飲んだあとの〆にもおすすめです。

『ESSE11月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)



材料(2人分)
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豆乳(成分無調整)3カップ
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40g
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桜エビ大さじ2
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ゴマ油少し
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ワンタンの皮5枚
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揚げ油適量
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香菜、万能ネギ各適量
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ラー油適量
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【A】
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黒酢大さじ2
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塩小さじ⅔
作り方
- ザーサイは薄切りにし、水につけて15~30分塩抜きし、細かく刻む。桜エビはゴマ油で軽く炒める。
ワンタンの皮は細切りにし、180℃の揚げ油で素揚げにする。香菜は細かく刻み、万能ネギは小口切りにする。それぞれ器に盛っておく。 - 鍋に豆乳を注いで沸騰直前まで温める。
- 別の器に❷を等分して注ぎ、Aを半量ずつ加えて混ぜる。❶を添えて好みのものをトッピングし、ラー油を回しかける。

ザーサイは薄切りにして塩抜きする。15分ほどしたら一度味をみて確認を。
少し塩分が残るくらいが◎

使った調味料はこれ

