訪問いただきありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが
本記事は掲載終了となりました。
\ 毎月新しいレシピとストーリー掲載中! /
おいしい世界ごはんTOPへ



口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。

アメリカ南部・ルイジアナ州が発祥の「ケイジャン料理」をご存じでしょうか。
スペイン、フランス、アフリカの3か国の食文化が混ざり合って生まれた郷土料理で、スパイシーな味つけが特徴。
ファミレスの人気メニューとしておなじみのジャンバラヤも、じつはケイジャン料理のひとつなんですよ。
ほかにも、オクラを使ったガンボスープやケイジャンチキンなどが有名です。
私がニューヨークのレストランで出合ったケイジャン料理は、
地元の食材であるザリガニやエビなどをたっぷり使った甘辛いシーフード。
手づかみで豪快に食べるのが
またバーベキューの本場だけあって肉料理はワイルドで、量も多くて食べきれなかったほどでした。
そんな数あるケイジャン料理のなかから、今回はおうちでも手軽につくれて、
ピリッと辛くスパイシーな味わいがやみつきになる、ケイジャンチキンのレシピを紹介したいと思います。
ケイジャン料理の味つけに欠かせないのは、「ケイジャンスパイス」です。
パプリカや赤唐辛子、ガーリック、オレガノ、タイムなどたくさんのスパイスが調合されたもので、
これをオイルと一緒に鶏肉にマリネして焼くことで、たちまち本格的な味わいに。
鶏肉の使う部位はお好みですが、私のおすすめは胸肉。淡泊な味わいがスパイスとよく合い、しっとりやわらかく仕上がるのも魅力。
火が強すぎると肉がかたくなったり、スパイスが焦げてしまうので、中火くらいでじっくり焼いて。
つけ合わせにはフライドポテトがベストマッチ。
こちらも、ケイジャンスパイスをふって食べてもおいしいですよ。

『ESSE10月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)



材料(4人分)
-
鶏胸肉2枚
-
大さじ1と1/2
-
オリーブオイル大さじ1
-
塩小さじ1/2
-
【B】
-
バター10g
-
オリーブオイル大さじ2
-
【C】
-
ニンニク(みじん切り)2~3かけ
-
バター15g
-
オリーブオイル大さじ1
作り方
- 鶏肉は厚みを半分に切り、〈A〉でマリネして30分から1時間おく。
- フライパン(大きめの)に〈B〉を中火で熱し、バターが溶けたら❶を並べ入れ、3~4分焼く。上下を返してさらに2~3分焼き、取り出す。
- ❷のフライパンに〈C〉を入れ、ニンニクを炒めながらフライパンに残った肉汁とよく混ぜ合わせ、ひと煮立ちさせる。
- ❷を食べやすい大きさに切って器に盛り、❸をかける。好みでフライドポテト(分量外)を添えても。

ケイジャンスパイスはオイルと一緒にマリネすると、鶏肉全体に味がよくなじむ

使った調味料はこれ

