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口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。

まだまだ暑さの厳しい日が続きますね。一年をとおして暑いタイでは、料理は辛い味つけのものが多いため、
食後やおやつには甘いお菓子が好まれます。
路上や市場でもカノム(お菓子) 屋台をたくさん見かけ、食べたいときにいつでもどこでも食べられるお菓子天国。
もともとは宮廷菓子として食されていた「ルークチュップ」は、カラフルで小さいフルーツの形をした練り切りのようなお菓子。
薄めのクレープ生地にメレンゲをはさんだ「カノムブアン」や、たこ焼き器のような鉄板に流し込んで焼いた
ココナッツ風味の「カノムクロック」など、日本ではなかなかお目にかかれないお菓子の数々は、見ているだけで楽しくなります。
そんなタイのカノム屋台で出合った私のイチ押しは、タピオカ入りのココナッツミルク「サークーガティ」。
甘さのなかにもしょっぱさがあって、旅の疲れを癒やしてくれました。
ちょっぴり塩を効かせたココナッツミルクに、モチモチのタピオカ、トウモロコシの不思議なハーモニー。
お菓子にトウモロコシ! ? と思うかもしれませんが、タイではトッピングとして使われることが多く、これがとっても合うんです。
おうちでも気軽に手づくりできるので、ぜひお試しを。
今回はいちばんシンプルなレシピを紹介しましたが、バナナ、マンゴー、パイナップルなどの南国のフルーツや、
ゆでたサツマイモとの相性もいいので、好みでプラスしても。
タピオカは時間がたつと食感が悪くなってしまうので、食べきれる分量だけつくって
その日のうちに食べてくださいね。

『ESSE9月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)

作り方
- 鍋に〈A〉を入れて中火にかけ、グラニュー糖が溶けたら火を止めて冷ましておく。
- 別の鍋にたっぷりの湯を沸かし、タピオカを入れてよく混ぜながら15~20分ゆでる。周りが透明になったら、ザルに上げて冷水に取る。
- コーンは缶汁をきり、水気をきった❷とともに器に盛り、❶を注ぐ。

タピオカのゆで上げの目安は、周囲が透明になるくらい。中心の芯の部分は白くてもOK!

使った調味料はこれ

